UDCOMT.は、公民学連携でまちなか再生を進める中で、多様な分野の専門性やネットワークを横断的・継続的に結集し、より実践的で持続性のあるまちづくりへ発展させるため、「UDCおおむたフェロー制度」を創設し、新たな協働モデルを構築します。​

本制度は、外部人材を「フェロー」としてUDCの“仲間”に迎え入れ、知見やネットワークを共有し、まちづくりへの具体的な貢献を重視します。一般的な専門家や業務委託契約とは異なり、フェローは組織の目的・方向性に共感し、ネットワーク形成や知の還元といった中長期的な価値創出を共に担う存在です。現時点では業務委託契約は結んでおらず、関係が深まる中で柔軟に進め方を検討。会員資格も不要で、専門家としての自発的な参加を大切にしています。これにより、従来の枠を超えた協働と共創で地域課題解決を目指します。

就任したフェロー4名のご紹介

以下の4名がフェローとして就任しました。それぞれの専門性、実績を活かし、大牟田のまちづくりに貢献します。

永野 哲志 氏(株式会社ナガノ 代表取締役、株式会社シティプランズ 代表取締役)

株式会社ナガノの4代目として「永野酒店」を福岡・大牟田で3店舗展開、飲食プロデュース・テナント運営並びに不動産業に豊富な実績。「泡フェス」8回主催、「ありがとう食堂」開設で地域食文化活性化に貢献。
大牟田駅周辺プロジェクトの接点から、飲食・観光プロジェクト企画・ブランド化、小規模不動産活用・テナントリーシング、若手育成・新業態開発の専門性を評価され選定。飲食・観光推進、新業態助言、ネットワーク拡張を担います。

岡 大輔 氏(大牟田市ともだちや絵本美術館 館長、株式会社環境デザイン機構 代表取締役)

建築・施設運営、文化拠点開発、環境デザインの分野で幅広い経験を積み、文化を通じた地域活性化を実践。宮原坑整備計画・基本設計、延命公園サイン制作、ともだちや絵本美術館デザインプロデュース、高校生まちづくり部活動スペースとしてのカタルバオセロ提供など大牟田市で多様な実績。
カタルバオセロでの交流会開催などプラットフォームづくりへの積極活動からUDCとの相乗効果を期待され選定。文化拠点企画助言、公共空間デザイン、アート・学び分野の連携拡大を推進します。​

森田 英介 氏(有限会社吉浦ビル CEO)

空き家再生、クリエイター支援コミュニティ構築、地域賃貸モデルの実践者として、空き家活用プロジェクトを複数展開。
旧美スズ・旧紀の川・旧ふるさと荘など大牟田市内物件のリノベーションで賑わい創出を推進しUDCの取り組みとマッチング、わかもの会議での積極参加・とりまとめ役など高いコミュニケーション力から若者を中心としたつなぎ役を期待され選定。
空き家モデル提案、クリエイター誘致、地域プロジェクト推進、ブランド化支援を提供します。​

竹林 知樹 氏(株式会社Takebayashi Landscape Architects 代表取締役)

ランドスケープアーキテクトとして公共空間・水辺デザイン、景観計画、参加型プロジェクトに国内外で実績を上げ、Cool Japan Award 2025受賞などの評価を得る。
公共空間・水辺デザインの豊富な実績、参加型デザインによる住民参画促進、大牟田水辺・景観の資源活用した構想検討への適合性、地域専門家ネットワーク形成の貢献から選定。
デザイン助言、地域環境向上、交流・賑わい創出を進めます。

UDCおおむたは本制度を通じて、これまで以上に多様な人々と連携しながら、地域の魅力を高め、持続可能なまちづくりを推進してまいります。