2025年9月3日-8日、UDCOMT.は、(一社)日本建築学会主催の「学生と地域との連携によるシャレットワークショップ―大牟田市中心市街地のまちづくりデザインを考える―」を後援し、運営の支援を実施しました。

これは、2025年度の日本建築学会の関連行事として実施され、全国から33名の学生と15名の講師とスタッフが大牟田に集い、まちの現状や分析を行い、地域とコミュニケーションを図りながら大牟田のまちづくりデザインを提案し、地域に向けて発表する合宿型ワークショップです。
地域の協力のもと、イノベーション創出拠点「aurea」をはじめ、まちなかのさまざまな現場を舞台に、地域の課題解決に挑む充実したプログラムを展開しました。
UDCOMT.では、正木センター長が講師陣に参加し、スタッフの西田を中心に地域側との調整を行い、円滑なワークショップ運営を支援しました。

初日にはオリエンテーションが行われ、正木センター長とスタッフの西田から大牟田の現状とUDCOMT.の取り組みのレクチャーを行い、その後まち歩きを実施しました。


学生たちは実際にまちを歩き、地域課題への理解を深めながら、アイデア出しをスタートしました。その後もグループワークやまち歩き調査、地元関係者とのディスカッションや中間発表などを重ね、得られたフィードバックの反映に奮闘。アイデアの検討や模型制作に寝る間も惜しみながら取り組み、最終的に5つの先進的な提案をまとめ上げました。

最終発表会では、学生たちによる提案が市長をはじめ地域の方々に向けて発表され、参加者の自由な発想と熱意が大きな反響を呼びました。地域側からも「ぜひこのアイデアを実現したい」といった声が上がり、発表後には活発な意見交換が行われ、まちづくりの実現に向けて前向きな議論が交わされる有意義な機会となりました。

また、2025年9月11日には、日本建築学会の大会会場である、九州大学伊都キャンパスにて本ワークショップの成果発表並びに講評会が開催されました。この場では大会に参加している全国の大学研究者やまちづくり専門家から講評が寄せられ、学生のアイデアのさらなる可能性が追求されました。

UDCおおむたは今後も、多様な若者の創造力を活かす場として学生のアイデアが地域の未来を切り拓くまちづくりを目指し活動を続けてまいります。

※提案内容の詳細については、別記事で改めてご紹介する予定です。